ウォーキングの注意点(安全に楽しく歩く方法)

ウォーキングをする場合、ただ歩けばよいというものでもありません。持病がある人もあるでしょうし、季節によっては歩く環境が過酷なものになることがあります。安全に楽しく歩く方法を解説します。



ウォーキングの習慣を持続させる方法

ウォーキングのイラスト

ウォーキングは体に良いからと、最初から長時間の歩行にチャレンジする必要はありません。初めは 散歩楽天 程度のことから始めてください。その方が長続きするでしょう。

電車通勤の人は、駅まで自転車で行くのを徒歩に切り替えるとか、電車を一駅前で降りて歩くとか、工夫次第でいくらでも歩く機会を作ることができます。

歩くコースを時々変えて、別の道を歩くのも気分が変わって長続きするコツです。歩いているとすれ違う人も変わって新たな出会いが生まれることがあります。途中での会話も楽しみのひとつです。特に高齢者には脳の働きを活発にすることができます。

準備運動をするか、徐々にスピードを上げましょう

最初から急に運動をすると、体が慣れていないので、身体に負担が掛かり過ぎることがあります。普段から運動している人はそうでもないでしょうが、運動不足の人は特に気をつけてください。

運動の前にアキレス腱やふくらはぎや太ももの筋肉のストレッチをすることで、筋肉痛や怪我や肉離れなどを防ぐことができます。

体調と相談しながら、それに合わせた運動量になるようにしましょう。睡眠不足や頭痛がする時などは、歩くのを休止したり、途中で休息したり、歩く時間を減らしたりしましょう。

水分補給に気をつけましょう

水筒を持参したり、途中の自動販売機でスポーツドリンクなどの摂取を行ってください。特に炎天下での歩行では、水分の補給は欠かせません。

長時間の歩行では、大汗をかくことはあまりなく、塩分の補給はあまり必要ありません。お茶や水などの水分の補給だけで十分です。

ウォーキングの服装

ウォーキングをする時の服装は、一般的には普段のままの服装で良いと思います。冬などは寒いので、上着を一枚増やす場合もありますが、できれば薄着の方が良いでしょう。

でも、寒さに慣れていない人は、少し厚着をして、寒さを防いでください。歩いている途中で暑くなったら衣服の調整をしましょう。

冬は必ず手袋を着用しましょう。ポケットに手を入れて歩くと、姿勢が悪くなります。また、周りの状況判断が遅れる原因になりますので危険です。

下着などの衣類は吸湿性があり、速乾性のある素材のものを着用しましょう。通気性や伸縮性もあった方が良いでしょう。また、タオルなどで出た汗を拭きましょう。汗が出すぎる時は、歩行のスピードを落したりしましょう。

帽子などで直射日光を避けましょう

歩く時は帽子を必ず着用しましょう。ツバのあるキャップかハットが良いでしょう。私は一日40キロメートルを歩く時は、帽子の下にタオルを広げています。タオルで日焼けの防止にもなります。

日傘は歩行の妨げになるし、車などがよく見えないことがあるので、できれば避けましょう。

サングラスは必ず着用しましょう

目に紫外線が入るのを防止する為に、メガネやサングラスを必ず着用してください。視力の低下や将来の白内障を防止する効果があります。

本格的なサングラスでなくても、UVカットの伊達メガネでもかまいません。私は100円ショップの伊達メガネか、薄い色のサングラスを使っています。

足に合った靴を履きましょう

ウォーキングシューズは自分の足に合ったサイズにしましょう。靴のメーカーや素材によっては、自分の普段の靴のサイズと違う場合の方がピッタリフィットすることがあります。

実際に購入する時は、必ず着用してみて、少しゆとりのあるものにしましょう。特に靴の横幅が狭い場合、靴紐などでは調整できないので、買う時に広めのものを買ってください。

荷物は手に持たずリックサックを活用しましょう

日常の散歩程度なら何も持たずに歩けますが、長距離、長時間の歩行では、水などの荷物はリュックサックか水筒で持ち歩きましょう。

そうすれば両手があいているので、手を大きく振って歩けますし、いざという時に両手が使えますので、安全の確保にもつながります。

持病のある方の注意事項

持病のある人は必ず主治医に相談してからウォーキングを行なうようにしてください。特に心臓病や高血圧の人は素人判断は禁物です。判断を誤ると命取りになることがあります。

ウォーキング後の注意点

歩行が終わったら、汗をふいてから着替えましょう。出た汗をそのままにしていると、体温が奪われて体温が下がります。体温調節がうまくいかなくなり、風邪を引くことがあります。

靴ずれや筋肉痛や関節痛などがある場合は患部を清潔に洗ってから手入れをしましょう。また、風呂に入ってから筋肉をほぐしましょう。