噛む癖による肩こり、おなら、腰痛、頭痛等と予防、治療

歯を噛み(かみ)続けるくせがあることによって、様々な病気をひきおこしていることがNHKのためしてガッテンで放送されていました。噛み続けることによって筋肉疲労となり、頭痛、アゴの痛み、腰痛、肩こり、ひざ痛、首の痛み等になるようです。



また、筋肉が神経を圧迫することによって 神経疲労楽天 となり、視力低下、耳鳴り、めまい等になるようです。そして、口から飲み込んだ空気によって起こるオナラ、ゲップ、のどの異物感、息苦しさ等もあります。

噛み続けクセ症候群とは

歯ぎしりのイラスト

噛むくせは日本人の1/4の人が持っているそうです。上下の歯を合わせた状態で噛んでいる時間は、正常な人では1日に数十分程度です。しかし、噛むくせのある人は、これが数時間にも及ぶことがあるそうです。

上下の歯の間にティッシュペーパーを折って数秒間噛んだ後、前屈運動をすると身体の柔軟性が増すことがわかっています。しかし、30秒以上歯を噛み続けると、反対に、筋肉に疲労が起こって、腰痛、肩こり、膝痛などが起こるそうです。こめかみの筋肉が疲労すると、頭痛、目まい、耳鳴りなどの神経症状が起こります。

さらに、続けて歯を噛んでいると、唾液が出るので、頻繁にそれを飲み込もうとします。そうすると空気も飲み込むことになります。そして、腹が張ったり、ゲップやオナラの原因ともなるのです。

噛むくせによって、このような様々な症状になるとは、思いもよらないことです。噛む癖と関係無さそうな所に症状が出て、頭痛や肩こり、腰痛にまでなるとは意外です。

噛み続けるクセのチェック方法

口を開けて舌の状態をチェックした時、舌の両側に歯型がクッキリと付いている場合だとか、頬の内側に白い盛り上がりのスジがある場合は、これが、噛んでいる歯の圧力でできたものと考えられるので、噛み続け癖があるのかどうかを一応チェックできます。

しかし、これらがあるから、必ず噛み続け癖があるとは限りませんので注意します。元々舌が大きい人には舌に歯型が付くことがあります。

噛み続けるクセの予防と治療方法

「歯を離す」と紙に書いて、家の中の目につく様々な場所に貼り付けておきます。メモを見たら、「歯を離す」と言いながら息を吐くようにします。

この時、息を吐くのは、歯を噛むクセをやめて、息を吐くクセを新たに作り出す為です。この治療方法を1週間実行した人の例では、肩こりが軽くなりお腹の張りも改善したそうです。

肩こりやおならや頭痛に悩んでいる人は多く、原因がなかなかわからないものですが、意外とこの噛み続ける癖によるものかも知れませんね。

もし、このようなクセがあるのなら、あなたも今日からすぐに実践してみられたらどうでしょうか。でも、臭いおならは別の要因も考えられますので注意しましょう。

歯ぎしりも噛み続けるクセも同じです

寝ている時に歯ぎしりをする人がありますが、これは、寝ている間に無意識に歯を噛みしめているのです。従ってこれも上記のような、肩こりやオナラ等に悩まされる原因になります。でも、歯ぎしりには決定的な予防方法は無いようです。

歯ぎしりは歯にもダメージを与えます。歯を長持ちさせるためにもなんとかしたいものです。