マスクの効用(効果)

冬の風邪の時期になると人ごみの中ではマスクをしている人を多く見かけます。マスクをすると風邪をひいているのではないかと思われて、マスクをするのをためらってしまいがちです。しかし、最近はマスクをする人がとても多く、していても違和感がなくなってきました。



マスクの効用(効果)

私は2007年の末頃 喘息楽天 のような症状が出て、それ以来マスクをするのが日常的になりました。今までマスクなんてと思っていましたが、マスクをすると色々良いことがあることがわかってきました。

風邪の予防

マスクを着用した人の画像

咳をした時には風邪のウィルスや飛沫が口から飛び出して遠くに飛びますが、マスクでその勢いが少しは抑えられます。また他人の風邪のウィルスや菌が自分の口に入るのをある程度は防止できます。

風邪のウィルスはマスクの目に比べて小さいので直接の効果は無いでしょうが、咳をした時の勢いは抑えられます。また、大きな埃に付いたばい菌(バイキン)を通さない効果はあります。

マスクによって吐く息の水分と温度がマスクに吸収されます。この水分と温度は息を吸う時に息の中に取り込まれます。そうなると温度と湿度に弱いウィルスの増殖が抑えられます。特にマスクを水で濡らさなくても良いようです。マスクを水で濡らすと息苦しくなることがあります。

咳の予防

冷たい空気を直接吸い込まないので咳が出にくくなります。咳はちょっとした刺激で起こるものです。マスクによって咽喉や気管支や肺に入る空気の温度や湿度が上昇します。この効果によって咳が起こる頻度が減ります。

咳をすることによって咽喉を痛めて更に咳が出るものです。少し咳が減ることの相乗効果で更に咳を予防できます。

エアコンで部屋を暖めた場合は加湿器で湿度を上げてやるのが効果的ですが、マスクをすれば加湿器が無くても大丈夫です。加湿器によって部屋のカビやダニが増殖する逆効果にならないようにすることができます。

いびきの改善

私の経験から、マスクによっていびきが改善することがわかりました。理由はよくわかりませんが、マスクをすることによって寝ている時の口呼吸が減って、鼻呼吸が増えたようです。

マスクをしていない時は咽喉が痛いことがよくありましたが、マスクをするようになってからはそのようなことが無くなりました。私はそれ以来、毎日寝る時は必ずマスクをするようになりました。

塵の吸入防止

特に防塵性能が良くなくてもマスクは多かれ少なかれ防塵効果があります。埃の多い環境ではマスクは必須です。

近年問題になった石綿による中皮種や肺ガンの予防には防塵性能の良いものが必要でしょうが、普通のマスクでもしないよりはよっぽどましだと思います。

風邪のウィルスやバイキンが塵に付いている場合はこの塵を吸わないことで風邪の予防にもなります。

有毒ガスの吸入防止

有機溶剤を吸わないマスクはペンキや塗料を扱う時に有効です。シンナーやトルエン等の溶剤を吸収してくれるのでこのようなマスクでは有毒ガスを吸わないようになっているものがあります。

唇や肌の荒れ防止

マスクを使ってみて、唇が全く荒れないのに気がつきました。冬の寒い時にマスクをしないで外出すると程度の差はありますが唇が荒れるものです。マスクの中では湿気が保たれるのか、唇とその周辺の肌がいつもしっとりしています。

使い易いマスクの選定が重要

風邪の予防には特殊なマスクは必要ありません。それよりも使い易いマスクを選定してください。

不織布でできた口と鼻を覆う使い捨てマスクが安くて衛生的です。最近は10枚100円というものまであります。ゴムの張力が大きいと耳に掛けた時、耳が痛くなります。鼻の上側の曲線にフィットするようになった物が使い易いと思います。

マスクにヒダが付いていて、マスクをした時に口と鼻の部分に空間ができるものが息苦しくなくて使い易いようです。

しかし、このようなマスクは寒い冬に外出すると吐いた息の中の水分がマスクの表面で結露して、マスクが濡れてきます。短時間なら問題無いようです。