魚の目(魚の眼)の取り方(素人でもできる方法)
魚の目が足の裏などにできると、歩くと痛いし気になるものです。放っておいても自然に無くなることもありますが、なかなか無くならないのが普通です。イボコロリや濃硝酸を使う方法で魚の目を取る方法を試してみたことがありますので紹介します。
魚の目(魚の眼)とは
魚の目(うおのめ)は鶏眼(けいがん)とも言います。皮膚の角質層が異常になってできるものです。よくあるのは、足の裏の表皮の角質層が内側の真皮内に異常増殖することでできます。内部に芯のような硬いものがあり、押すと鈍痛があります。
魚の目の名前は、見た感じが魚(さかな)の目に似ているところから来ています。ちょうど目に相当する部分が白色や黄色や黒ずんだりしています。
魚の目ができる原因
魚の目ができる原因のひとつには、足に合っていない靴を履くことです。靴のサイズが合っていなかったり、小さめの靴を履いていると、足の一部が圧迫されて角質が硬くなって魚の目になりやすいのです。
また、足の血行不良も原因となります。足の血の巡りが悪いと、靴との摩擦で豆ができやすくなり、皮膚が角質化して、魚の目の原因になることがあります。
イボコロリ等の薬剤で魚の目を取る方法
薬局等で「イボコロリ」「スピール膏」等の商品名で売られている薬剤を塗って魚の目を取る方法があります。魚の目に限らず、イボやタコも取ることができます。何日もかかって少しずつ小さくしていくことができます。
イボコロリや スピール膏楽天 の一般的な使い方は1日数回患部に一滴塗布したり、貼り付けたりします。柔らかくなって死滅した細胞を丁寧に痛みがない程度に取り除いてやります。これを数日間続けます。
私は学生の頃、魚の目を取るのに、家にあった濃硝酸を使ったことがあります。濃硝酸ではタンパク質が黄色くなってボロボロ取れてきます。痛みもあまりなく、比較的簡単に取れたと思います。
濃硝酸で魚の目をうまく取る方法
イボコロリやスピール膏を使っても魚の目を取ることができますが、少し大きな魚の目はなかなか取ることができません。何ヶ月もかかることがあります。
私は濃硝酸を使って魚の目を取った経験があります。割り箸の先に濃硝酸を付けて、魚の目に塗布します。しばらく置いておくと、皮膚が黄色くなってきます。爪などで引っ掻くと皮膚がボロボロと取れてきます。
痛くない程度に魚の目の表面の皮膚を取ったら、再度、割り箸で濃硝酸を塗布します。少し痛みがあることもありますが、しばらくすると痛みは無くなります。
半日程そのままにしておいてから、また、魚の目の部分の死滅した細胞を取り除いてやります。痛くない程度にしておきます。
これを何度も繰り返していると最終的に魚の目は取れてしまいます。早く取ろうとすると痛みがあります。少しずつ根気よく取るのがコツです。
尚、この方法は私の自己流の方法ですので、真似をされる場合は、自己責任でお願いします。濃硝酸は劇薬ですので、取り扱いには注意してください。
皮膚科での魚の目の治療(凍結療法)
皮膚科では、イボやタコや魚の目を取るのに、液体窒素で凍結させて取るのが一般的です。液体窒素を含ませた綿棒をイボや魚の目に押し当てて凍らせて細胞を死滅させてから取り除きます。少し冷たさと痛みがありますが、確実に取ることができます。しかし、何度も通院する必要があります。
この他の魚の目の治療方法としては、メスによる切除やレーザーで焼切る方法などがありますので、皮膚科で相談してください。