突発性難聴治療体験4(発病から1年半後)

私の突発性難聴の治療体験での民間療法と呼ばれる治療の概要とその効果を記録しました。耳の引っ張りや、顔や耳の周辺のマッサージや、耳の温熱カイロ療法や、耳を積極的に使う事などの方法と効果を約1年半の間体験し記録したものです。耳鳴りの程度はもう少しで無くなる程となりました。



私の突発性難聴の発症とその後の治療の概要

左耳の画像

私は2016年11月20頃に風邪を引き、12月1日頃に突発性難聴になりました。左耳で 耳鳴り楽天 がしたり、軽いめまいがしたりしていました。

私の突発性難聴の治療とその後の状態については次のページを参照してください。発症からの状態と初期の治療方法などを記録した突発性難聴治療体験1と、主に高気圧酸素治療を記録した突発性難聴治療体験2と、その後の様々な治療を記録した突発性難聴治療体験3とがあります。

発病から約2ヶ月半は主に医療機関での治療をしました。複数の医師によると、その時点で症状は固定して、もう治る見込みは無いと言われました。

私は、それでも諦めきれず、その後、約1年4ヶ月間、自分で様々な治療方法を試してみました。

突発性難聴の民間療法と呼ばれる治療の概要と私の体験

2017年2月下旬頃から健康雑誌に載っていた、突発性難聴に関する治療はほぼ全て試してみました。その方法と治療の効果を私なりに分析してみました。かなり、主観が入っていますが、突発性難聴になった方には参考になると思います。

耳を引っ張る又は揺らす治療

何度も耳を引っ張ったり、耳全体を揺すったりしていると、次第に耳とその周辺が温かくなって、血行が良くなってくるのがわかります。

10分以上やっていると、耳鳴りの音が次第に変化してくるのがわかります。また、耳鳴りの程度も少し軽くなったのがわかりました。でも、一晩寝たり1日経過すると、元に戻ってしまいます。1ヶ月程度経過すると、効果がある程度は実感できます。

耳の周辺や顔をマッサージする治療

これについては、私は主に、顔を1日に何回も洗うことで実践しました。水を手に取って、顔を何回かこするように洗いながらマッサージします。この時、耳の周辺や後ろまで、洗うようにマッサージします。

水で皮膚が濡れているとスムーズに顔をマッサージできます。手の水気を振り払いながら、顔やその周辺の水気が無くなるまでやるのです。1日に数回は顔を洗い、外出先のトイレなどでも実践しました。

これをやり始めてから、耳の状態が良くなっていくのが実感できました。顔のマッサージは傷んだ神経を修復する効果があるそうです。

耳を温熱カイロで温める治療

耳を 温熱カイロ楽天 で温める(暖める)方法は、毛糸のスキー帽などを被って、耳との間に温熱カイロを入れて、この温熱を使って耳全体を温めてみました。暖める時間は1日1~4回、各15分程度です。

熱いカイロは10分以上使わない方が良いので、カイロを当てない時は、できるだけ耳を保温するのが良いと判断して、スキー帽や防寒用の耳当てのある帽子や100円ショップで売っている防寒耳当てなどを使うことにしました。夜寝る時には、スキー帽を耳の上まで被って耳が寒くないように保温しました。

熱いカイロを10分程度、あまり熱くないカイロを20分~30分程度、耳に当てただけでも、耳鳴りの音が変化するのがわかることも何回かありました。この方法も、耳を引っ張るのと同様にとても効果があるように思いました。

温泉療法

血行を良くするには、温泉に入るのが簡単で手軽です。私は、毎週1日程度は温泉に通っています。これをずっと続けたのも、突発性難聴の治療には良かったのかも知れません。

温泉に行って、長時間、様々な湯に浸かったり、普通のサウナやスチームサウナに入ったりすると、全身の血行が良くなります。もちろん、耳にも良いことは、その日には特に耳鳴りの音が小さくなるので実感しています。

その他の治療

メタボタイプの人の耳鳴りや難聴には酢タマネギを食べると良いようです。これは、酢タマネギが血液をサラサラにする効果があるからのようでした。

これは、味があまり良くないのと、作るのが面倒なので、あまり長続きせず、途中でやめてしまいました。

一番効果があったのは、耳を温熱カイロで温める治療です

耳を温熱カイロで温める治療は、一回体験しただけでもわかる程の変化がありました。低温火傷にならないように、熱めの温熱カイロを耳に約10分間当てるだけでも、耳鳴りの状態が変化するのは、何度も経験しました。

しかし、夜寝ると耳鳴りの状態は元に戻ることが多かったのです。それも、長期間にわたる治療で、次第に耳鳴りの音が小さくなっていきました。

発病から約1年が経過した頃には、この治療方法だけでも、耳鳴りの程度が軽くなっていくのが実感できました。耳鳴りの音色は次第に高い音になり、「シー」と「チー」の混ざった感じの音になってきました。音が高くなるに連れて「シュー」という音に変わり、音の大きさも小さくなってきました。

もう何ヶ月かすれば耳鳴りはほぼ無くなると思われます。とても嬉しいことです。1年間根気良く治療したお陰だと思っています。

他に効果があったと思われるのは積極的に耳を使うことです

発病から1年半経った頃、悪い方の左耳だけでもかなり使えるようになったので、よく聞こえる右耳に 耳栓楽天 をしてみました。そうしてしばらくすると、左耳の耳鳴りが小さくなり、高い音に変化するのが確認されました。

私は時々、カラオケ喫茶に行くのですが、その日は家に帰ると、耳鳴りの程度が軽くなるのです。これも、耳を積極的に使うという効果ではないかと思います。

一進一退を続けながら、少しずつ良くなっていると思います。脳梗塞の人がリハビリで、機能が回復するように、突発性難聴も、聞こえない耳を積極的に使うことで、耳の機能が回復するのではないかと思えて来ました。

今では、常時、右耳に耳栓をすることもあります。この時は、どうしても聴力が必要な時だけ、耳栓を外すようにしています。