ぎっくり腰の原因と治療方法
私は2008年3月16日から17日にかけて腰痛(ぎっくり腰)になりました。このページは私の体験を記したものです。腰痛の一般的な原因や治療方法、私の腰痛とぎっくり腰の体験と経過を記録しています。
ぎっくり腰とは
ぎっくり腰とは、予告なく突然に起きるので、予防できないのが大きな特徴となっています。朝、顔を洗う為に中腰になった時や、重い物を持ち上げようとした時等、急に腰が痛くなることがあります。
この画像のように、突然に激しい痛みが襲い、動けなくなる症状をぎっくり腰といいます。
また何の前触れも無く、特に変な運動をしなくても次第に腰が痛くなることもよくあるようです。私は今回初めてこのような腰痛になりました。
ぎっくり腰の原因として一番多いのは、 腰椎楽天 の捻挫か、腰の筋や靭帯の損傷です。ぎっくり腰は「魔女の一撃」とも言われています。外科的には腰椎捻挫(急性腰痛症)と診断されます。
腰痛(ぎっくり腰)の原因
- 背筋力や腹筋力が弱い場合は、身体を支えきれずに背骨や背筋に負担となるため、腰痛を引き起こします。
- 妊婦や中年の男性は、体重が重いだけでなく、重心が前の方にあるので、身体が自然と反り気味になります。その為、腰への負担が大きくなり腰痛になります。
- 老人は老化によって骨はもろくなり、椎間板は弾力を失ってすり減ってきます。そして腰椎が弱ってきて、少しの無理でも腰痛になります。
- 時には全く原因が不明で、精神的な悩みが原因となって腰痛が発症する場合もあるようです。
腰痛(ぎっくり腰)の治療方法
一般的な腰痛の治療には次のような方法があります。原因が色々なので治療は原因に合ったものにする必要があります。
- 激しい痛みの時には冷湿布が、痛みが治まった後や慢性的な痛みには温湿布が効果的です。
- 温熱療法は患部を温めて血の巡りを良くし、緊張した筋肉をほぐす効果があります。
- マッサージ療法は回復期や慢性期の治療には効果的です。気持ち良い程度でやり過ぎないようにします。
- けん引治療は、仰向けに寝て骨盤か足に装着したバンドに重りをつけて背骨を引っ張る治療法です。椎間板ヘルニアには効果的です。
- 腰痛になったら安静にすることが重要ですが、痛みが緩和されたら少しずつ身体を動かす運動療法を行うことが効果的です。
- この他にもコルセットを装着したり、消炎鎮痛剤の投与、神経ブロック、手術による治療方法があります。
私の腰痛とぎっくり腰の体験
私は、今まで腰痛などには一度もならなかったのに、一度だけ何の前触れもなく、次第に腰が痛くなり、救急車で病院に運ばれました。結局、原因はわからず、次第に治ってしまいました。
徐々に痛くなるぎっくり腰もあります
ぎっくり腰はその名前のように急に腰が痛くなるのが一般的ですし、今まで私もそういうものだと認識していました。
しかし特に何もしていないのに、徐々に腰が痛くなる場合も多いようです。多くの人に聞いてみると意外とそういう場合があるようです。
とにかく腰が痛くなったら、安静にするのが一番です。
私の腰痛(ぎっくり腰)の経過
2008年3月16日の事です。
昼前に田舎で家の裏の斜面のコンクリートの隙間に生えた草を取っていたら、腰が痛くなってきました。立った状態で上の段の草を取っていたので、体は少し前傾姿勢でしたが、そんなに無理な姿勢はしていませんでした。腰が痛いので今度は下の段のブロックに座って背骨をまっすぐにして草取りをしました。
どうしたんだろう、おかしいなと思いながらも、次には鍬で庭の草けずりをしました。これは立った姿勢でしましたので、ほとんど腰に負担は掛けていません。
だんだんと腰は痛くなり、座椅子に座って夕方までテレビを見ていました。夕方遅く田舎を出発してやっとの思いで運転して岡山に帰りました。
2008年3月17日
夜にはだんだんと腰が痛くなり、トイレに行くのも苦痛になるようになりました。
朝起きたら腰が痛くて歩けないほどになりました。だんだんと悪くなるし、思い当たることが無いので、何か重大な病気かもしれないと思って病院に行くことにしました。
生まれて初めて患者として救急車に乗りました。まず最初の病院で受け入れを断られて、次の病院に向かいました。救急車はこんなに乗り心地の悪いものかということがよくわかりました。上下にかなり揺れるのでじっとしていても痛いのにいっそう痛さが増したようでした。
病院に到着して採血と採尿、血圧測定、それからレントゲン撮影をしました。整形外科医は背骨の具合は全く問題無いと言っていました。次に内科医の診断は血液と尿の検査では健康そのもので全く問題無いそうでした。また痛さの原因が結石かも知れないので、超音波エコー検査をしましたがこれも問題無いようでした。
結局薬は痛み止めだけで様子をみるということになりました。夕方には普通に歩けるようになり、夜寝る頃には痛み止めの効果か、何事もなかったかのような状態まで回復しました。一体これは何だったのでしょうか。
薬は次のように痛み止めと痛み止めを飲むことによる胃粘膜を修復する胃薬でした。座薬は使用する必要がありませんでした。
- ロキソニン(ロキシニン)錠60mg(157)
- 炎症や腫れ、筋肉や関節の痛みを和らげます。傷、手術後、抜歯後の炎症や痛みを和らげます。(毎食後)
- ムコスタ錠100mg(OG33)
- 荒れた胃粘膜を保護したり、胃粘膜組織の修復を促進します。(毎食後)
- ボルタレンサポ50mg(座薬)
- 炎症や腫れ、筋肉や関節の痛みを軽くします。また、熱を下げる作用があります。
2008年3月18日
痛み止めの薬をやめていたら、朝にはまだ少し腰の辺りが痛いようでした。しかし、昨日の痛みは何だったのだろうかと思うほどに回復していました。やはり今回のは「ぎっくり腰」のようです。ネットで調べてみると徐々になる場合もあるようです。
2008年3月19日
痛み止めの薬は朝しか飲んでいなかったので、朝起きる時は痛みはかなりありました。このロキソニン(ロキシニン)という薬は非常によく効くようです。毎食後継続して飲むと効き過ぎて身体を動かしてしまうので、一日に一回だけ飲んで体の状態を確認することにしました。